Vercelがなにか調べる

2023-11-022023-11-21

Vercelとは

https://vercel.com/
・読み方：バーセル
・ZEIT社（Next.js を開発している会社）が提供するWebホスティングサービス（2015年に設立）。コロナ禍で毎月30％の利用が増加している。
・「フロントエンド」開発向けのオールインワンのクラウドプラットフォーム、サーバーレスプラットフォーム
・GitHubなどのリポジトリと連携することで手軽にアプリケーションをデプロイすることが可能

Vercelの特徴

・Next.jsの親和性が高い
・CI/CDとWebサーバーが合わさったサービス
・シンプルかつセットアップが簡単
・CDNが含まれているため高速なページ表示が可能

Vercelのなにがすごい

・ビルド設定が楽（簡単デプロイ）・CI/CD環境の構築不要
gitリポジトリをインポートすればVecelがフレームワークを読み取り、設定なしでデプロイが可能
サーバーサイドの知識に精通していなくても誰でも簡単にデプロイができます・自動でテストをしてくれます
mainブランチ以外のブランチをpushすれば、プレビューモードと呼ばれるデプロイを行ってくれる。（複数人で開発している場合は、そのプレビューモードで実際の挙動を確認できる）

・フロントに特化
静的生成とアセット(JS、CSS、画像、フォントなど)を使用するページは、自動的にCDN（Vercel EdgeNetwork：非常に高速）にキャッシュされ提供。
本番環境以外ではGoogleの検索エンジンに登録されないようにnoindexにしてくれてます。

・カスタムドメインの設定
Vercelはデフォルトでドメインを設定した状態でデプロイをしてくれるが、独自ドメインに設定も可能

・プロジェクトのモニタリングが可能
デプロイしたプロジェクトのビルドログや解析が可能

・これらの機能は商用利用目的でなければ、無料で使うことができる
→無料が強みだけど非課金だと商用利用不可

・githubで連携もできるけどさせずにvercel npm でインストールしてコマンドラインでもうあげることもできる

Vercelの弱み

・コストが高い
プランが3種類（Hobby・Pro・Enterprise）しかない
1ユーザーあたりの課金体系で、Proプランの場合は$20/人月、エンタープライズはお問い合わせくださいシステム
Vercelを使うユーザーが増えるとその分だけ固定費としてランニングコストがかかってしまう

・Bandwidth（転送容量？）
Proプランで月間1TB、追加で100GBごとに$40
1つのサイトで使う分にはそうそう超えることはないが、複数のサイトが入るとこのあたりが厳しくなるかも
節約として複数のアカウントを使い分けることもできるが、その場合は上述しているユーザーあたりのランニングコストで絞められる

・サーバーレス関数の制限
Proプランで月間1,000 GB-hours、追加で100GB-hoursごとに$40
最大タイムアウトが60秒
ざっくりVercel上で動かすLambdaの話。ここは最悪AWSでLambdaを組めば解消できるだけのノウハウは既にあるからなんとかなりそう　※とはいえ可能な限りVercelに統一したほうがもろもろ楽そうではある